不動産の教科書

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不動産業界かれこれ22年になる菅沼です。主に注文住宅の販売を行っており、最近はニーズの高まりをひしひしと感じ、情報共有できればと思いウェブサイトを立ち上げております。わかりやすく注文住宅の良さや、実際に施工するときの注意点、予算感などいろいろな視点でお話させていただき、購入の足がかりに慣れればと思っています。大変申し訳ありませんが、私が所属する会社名などは、コンプライアンスの関係上、お伝えすることはできませんので予めご承知おきのほどよろしくお願いいたします。その分、業界についてのちょっと知らない裏話なんかもいろいろお話する予定です。まずは注文住宅の魅力についてお話できればと思います。

注文住宅の魅力として、一般的には個性的で自分の思い通りの家が作れるというイメージを持つ人が多いです。確かにそれも魅力の中心とはなりますが、実際には建売と比較してコスト高になった分、自由度が下がってしまって理想の家とは程遠い現実となるケースも少なくありません。
ですが、その裏には建売では実現できない、絶対的なメリットが注文住宅にはあります。それはズバリ「手抜き工事のリスク回避」です。今回はここの部分に着目して解説します。

先ず建売の実情ですが、たとえ大手メーカが売り出している住宅であっても、実際の建築作業は、下請けや孫請けといった各業者が行っています。複数の社が共同で作業を行いますから、そこにはどんな優秀な住宅メーカが介在しても、責任分散が招くいわゆる「手抜き工事」が発生します。
実際、目に見える部分は問題なかったが、実際に入居してみたら、見えない部分で数々の手抜きがあり、修繕などで大きな費用がかかったり、手抜きを証明するために、多大な手間がかかったという話が後を絶たないのが、それを証明しています。

一方で注文住宅の場合、完全なリスクは回避できないにしても、施主が建築中に状況を確認したり、業者と対面でコミュニケーションを取ることもできますから、結果として業者側も手抜きがし辛くなります。
施主からの差し入れ一つで工事の内容も変わると言われる建築の世界。結局は人と人との繋がりが生命線ですから、こうしたトラブルを防ぐことは骨格のしっかりした住宅に繋がり、それが長期間の目線で見た場合に、建売と注文住宅のコスト差は充分に埋まると考えるべきでしょう。

このように、直近のコストや表の部分だけで判断するのではなく、長い年月を共にする資産として考える視点が、住宅選びにとって非常に重要なポイントになるのです。

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